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執筆者の写真Nobuhiro Kawai

未来


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こちらニュージーランドも学校、会社は週休2日制。

ということで、泊まっている家族とオークランド近郊のビーチに連れて行ってもらった。

時には、岩場を登ったり、砂浜を歩いたりと、体を久々に動かす機会を得た。


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途中、夏ならではの光景もみられた。

オークランドは、140万弱の人口でニュージーランド最大の都市であり、その人口の40%が海外からの移住者がしめている、グローバル都市だ。

その都市の周りには、少し足を伸ばせば簡単にそのままの自然をみることができる。

クライストチャーチにも滞在したが、やはりこちらの方がなにか活気を感じる。

海が近いせいもあるが、歩いていても心地よさも感じる。


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火山が噴火した後のクレーターの後が、何カ所もこの都市には見ることができる。

前回訪れた時に見ることのできなかったところを今回は、かなり案内していただいた。


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今滞在している地域は、立地的にも近所の人とのコミュニケーションも非常にいい場所だという。

子ども達も休みの家にいる時間は、近所の誰それを見つけては思い思いの遊びで楽しんでいる。

庭の芝刈りは、近所の高校生が週1回アルバイトで刈りに来るらしい。

これも、身近でできる社会勉強の一貫であるという。

オークランドに着いてからというもの、ここのご主人とはじっくりと話しをさせていただいている。

なぜ日本から移住したのかという質問に対しての答えに考えさせられた。

子どもの未来を考えた時に今の日本には住めない。

今の日本という中には、いろいろな意味が含まれているのだが、理由はどうにせよ、その決断と行動には感じざるを得ない。

また、自分の仕事、生活の前に子どもの未来というところに潔さを感じる。

日本に居れば、まだまだ仕事は成功していただろうし、収入だって上がっていく年齢の人である。

その自分の立場を捨ててまでも、子どもの未来を第一に考えた行動に意味を感じる。

グローバル的な視点で見ればそのような考えは多いようだが、日本においては果たしてどうだろう。

今の自分を考えた時に、子どものことを果たして第一に考えていただろうか。

考えなければいけないのはわかっているが、やはりどこかで言い訳をして一番にはなっていないだろう。

ニュージーランドを訪れ、こちらで実際に生活している日本人の方たちに会って話をしていると、日本の教育の低さに驚かされる。

日本では、ことあるごとにグローバル化などと言っている。

それというのは、日本の製品などのグローバル化のことしか言っていないのではないかと思う。

ほんとの意味でのグローバル化って何だろうか。

こちらに来てから、子ども達の成長が目覚ましいそうだ。

もちろん周りの友達も皆、様々な国から来ているということもあるだろうが、子どもに対しての大人の接し方や、教え方、システムに至るまで聞けば聞くほど驚かされる。

日本だけで暮らしていくには、今のままでもいいのだろう。

でも、これからの時代果たしてそれでいいのだろうか。

子どもの未来を考えるとこのままでいいはずはないだろう。

未来は誰にもわからないが、変えていかなければいけないことはたくさんある。

それをどう考え、自分たちが行動するかに子ども達の未来はかかっているのだろう。

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