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  • 執筆者の写真Nobuhiro Kawai

雫の庭

2013   大月邸

山の木の葉からこぼれる山の雫、そのたった一滴の雫も、

集まれば小川となり、やがて海に注ぐ。

これまで経験してきたことや学んできたことの一つひとつが、

木の葉の雫のように集まり、この庭をかたちづくってきたこと

と思います。今ここにある風景やモノ、コトをもう一度見つめ

直し、それらをこの庭の一部として取り入れることにより、今

まで以上に思いの深い庭となる。そして、これからも経験とい

う雫の一滴一滴をこの庭に注ぎ、より自分らしい庭にしていた

だきたいと思います。

今回の作庭にあたり、考えたことは、次の3つです。一つ目は

バリアフリー。通路は1メートルを確保し車椅子でも乗り入

れできます。カラマツの枕木をメインの通路とし、その他も火

山礫を踏み固めた園路にします。

二つ目は庭の作業性。作業のし易さを考えてレイズドベッドを

つくります。身近かな場所でいつもよりお花の手入れがしや

すいように高さを出したベッドは、からだの負担を軽くし、植

物との距離も近くしてくれます。

そして最後が自然との共生。今回の作庭で使う木は隣の森か

ら移植します。そうすることによって風景は一体感が増しま

す。隣に存在する森を今まで以上に意識し、大切にすること

で、小さな植物も守られ、より馴染み深い庭になるのです。

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