仕事の途中に防風林が切られた後の現場を通りかかった。
ここの防風林は、一般的に良く見るカラマツではなく、トドマツの針葉樹林と広葉樹林が混ざった防風林だったみたいだ。
防風林も山の木と同じく時期が来ると、このように伐採され有価な木材として売られる。
この辺りは、風当たりも強く防風林はなくてはならない存在なのだろう。
最近の十勝は、防風林を邪魔なものととらえ伐採後に再度植林されないケースも増えているようだ。
十勝の美しい防風林の風景もやがてはどのような風景に変わるのだろう。
この様に山になって積まれている枝の中にも、何かと使えるものはないかと物色してしまう。
貧乏性ってやつだ。
でも、見方を変えるということが大事だと思っている。
捨てられているものも使い方によっては、有効に使える。
実際この枝の山の中から10本ほどの枝を拝借してきた。
窃盗になっちゃうのか?
まあ、後はこのまま捨てられたままになるのだからいいと思うけど。
冬の間固く守られてきたこのヤナギの芽も、春の暖かさで一瞬葉を開くだろうが、やがては消えてなくなる。
捨てられた枝の中にも物語を探すことができる。
さあ、持ち帰った枝たちをどのように表現しようか。
夕陽が沈む日高山脈を眺めながら、吹雪いて凍る道路を、枝を前出しにした貨物車がゆっくりとひた走る。
明日が楽しみたのしみ。
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