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執筆者の写真Nobuhiro Kawai

オオウバユリ

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オオウバユリは、種を付けた後、雪が降る冬まで種を持ちつづけています。

これには、子孫を残すためのわかりやすい理由があります。

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それは、オオウバユリの種は、一般のものよりも大きいため、なかなか遠くに飛ばせないため、

冬の乾いた風を利用するのです。

秋にこれを行うとすると、きっと枯れ葉などにただ埋もれてしまい、遠くには飛べません。

なので、雪が降り積もった後、雪の上を風にまかせてころころと転がっていくのです。

雪が降り積もったタイミングで種をみずからはじき飛ばすそうです。

植物は、自分のことを良く知り、自分なりにうまく自然を利用しながら子孫を残すのですね。

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